2007.05.18

STEEL AND SILVER Vol.3

Rot02064Paul Gertner師のDVD「STEEL AND SILVER Vol.3」です。今までの巻に較べると、若干小粒なマジックが多い感じがします。まぁ全部が全部大物でも、観ている方も疲れる気がしてしまうので、これはこれでバランスが良いのかもしれません。どの巻にも共通して言えることは、スライハンドが伴わないと、なかなか難しいので、練習のしがいはたっぷりとあります。下に書いた現象の他にもMCA Vanish and Changes、KIX Vanish, halves/quartersなど、小さいコインマジックの解説もあります。

・Unshuffled…マジシャンは印の付いたカードを使うと言って、デックからカードを取り出します。カードの横に何やら印が付いています。観客に1枚、カードを選んでもらいます。カードをデックに戻し、1回混ぜると、カードの側面に「UNSHUFFLED」の文字が4行現れます。さらにもう一度カードを混ぜると、今度は文字が2行になります。さらにもう一度カードを混ぜると、今度はカードの側面いっぱいに「UNSHUFFLED」の文字が現れます。観客のカードをデックの一番上から取り出すと言って、カードを捲りますが、観客のカードではありません。そしてもう一度カードの側面を見ると、観客のカードの名前が書かれています。(3/5)マジックをやっている人間が見ると、全く不思議でも何でもありませんが、現象は面白いです。一組くらいは作っても良いかなぁと思いましたが、あのシャッフルは苦手なことに気が付きました。

・Four King Surprise…観客にカードを1枚選んでもらいます。デックに返してもらい、観客に探してもらう様に頼みます。デックを弾いていき、観客にストップと言ってもらい、そのカードを見てみますが、観客のカードではありません。このカードはテーブルに置いておきます。更に後2回挑戦してもらいますが、観客のカードではありません。今度はマジシャンがやってみますが、これも失敗してしまいます。テーブルに置いた4枚のカードの上に、観客に指を置いてもらい、指を離していきます。最後に残ったのを捲ると、観客のカードです。更に残りのカードも同じランクのカードになっています。(3/5)これは最後の最後のところが非常に面白く感じました。なるほどと一人納得してしまいました。この部分だけでも覚えておくと使えそうな感じです。

・Three and Three(Coins)…右手に3枚の銀貨、左手に3枚の銅貨を握ります。おまじないをかけると右手の銀貨が1枚ずつ左手の銅貨の方へ集まっていきます。(2/5)微妙に銅貨を握っている理由がわかりませんでした。これなら銀貨だけでコインズアクロスを行った方が良い様な気もしますが、解説を観て、使わざるを得ない理由がありました。ここで使用している技法は、詳しく解説されています。

・Four Part Transposition…銀貨と銅貨を使用します。銀貨をマジシャン側に置き、銅貨を観客側に置きますが、一瞬にして銀貨と銅貨の場所が入れ替わります。これを数回繰り返し、最後には銀貨も銅貨も消してしまいます。(3/5)現象は単純ですが、なかなかに難しい感じです。バリエーションとして、最後に消えるのではなく、2枚ともチャイニーズコインになる現象も解説しています。こっちの方が難しいけど。

・Those Are the Aces...Not…4枚のAをテーブルに置き、観客に手で押さえてもらいます。表を見せながら、観客に1枚を選んでもらいます。そのカードを観客の手の下に差し込みます。おまじないをかけ、観客の手の下から、観客のカードを消してしまいます。観客のカードは、デックの中から表向きに出てきます。今度は、はっきりと観客のカードをAの間に挟み、観客に手で押さえてもらいます。おまじないをかけますが、観客のカードは消えません。デックを確認すると、今度はAが4枚表向きに出てきます。挟んでいるカードがAではありません。(3/5)これは1回だけでも効果的だと思います。2回目の現象は、ちょっとマニアックかなぁと。

・Snapping the Halves…チャイニーズコインを1枚取り出し、コインををパチッとやると、銀貨が分裂して現れます。もう一度パチッとやると、また銀貨が出て来て、さらにもう1枚をパチッとやって取り出します。その後、チャイニーズコインを左手に握ると、1枚ずつ銀貨が左手に飛び移っていくコインズアクロス現象を行います。余分なコインを使用していましたと言って、さらにパチッパチッパチッと銀貨を3枚、チャイニーズコインを取り出してきます。(3/5)これは面白い現象です。がしかし難しすぎる。

・$100 Card to Wallet…観客から1$札を借り、紙幣を破ってしまいます。その破片をテーブルの脇に置いておきます。1$札を折り畳んで開くと100$札に変わります。この100$札は胸のポケットに見える様に入れておきます。続いて、ペンとデックを取り出します。トランプを箱から出すと、箱が半分くらいになってしまいます。観客にカードを見せながら、1枚選んでもらい、カードにサインをしてもらいます。カードをデックに戻します。トランプを上から落とし、観客にストップと言ってもらいます。この時のカードをテーブルに置いておきます。デックを見ると、観客のサインしたカードは、デックの中にはありません。が、このカードではありません。ここでマジシャンは財布を取り出します。財布のチャックを開けると、中に封筒が入っています。糊付けされた封筒を開けると、サインされたカードが出て来ます。さらに破れた1$札も出てきます。(2/5)多分読んでもなかなか伝わらないかもしれません。書くのを断念しようかと思いました…。実際に観てみると結構すっきりしているのですが、文章に起こすのが難しい。色々と現象が詰まっているので、準備が大変かなと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.05.17

STEEL AND SILVER Vol.2

Rot02061Paul Gertner師のDVD「STEEL AND SILVER Vol.2」です。この巻はかなりの傑作揃いだと思います。特にRing on HourglassとCups and Balls/Steel Ballsは必見です。他のマジックも面白い現象なので、観賞用として持っていても充分楽しめます。Cups and Balls/Steel Ballsは早速鉄球を購入してきて、いつの日か実現出来るように練習中です。久しぶりに面白い手順に出会えました。

・Ring on Hourglass…砂時計を取り出しますが、ちょっと小さいのですが、マジシャンは一瞬で砂時計を大きくしてしまいます。砂時計はテーブルに置いておきます。さらに指輪を入れる箱に、観客から借りた指輪を入れておきます。その後、That's Ridiculous、Cups and Balls/Steel Ballsを行います。指輪の箱を確認すると、指輪がありません。その指輪は、砂時計のくびれにはまっています。(3/5)実現不可能なマジックではありませんが、それでもやるにはなかなか難しいかも。非常にインパクトがあります。

・That's Ridiculous…4枚のAを1枚ずつテーブルに四角形になるように置いていきます。さらにジョーカーを2枚取り出します。そして、ジョーカーの間からハーフダラーが現れます。このハーフダラーを右手に握って消してしまいますが、Aの下から出て来ます。それを全てのAで繰り返し行います。そしてAの下を見ると、ハーフダラーがそれぞれ4枚出てきます。さらに後2枚のハーフダラーと、2枚のワンダラーとジャンボコインが出てきます。(3/5)これは非常に面白いクライマックスです。これだけたくさん出てくると、単純に嬉しい感じです。しかしながら、このマジックを行うには、色々と大変です。技術的にも物理的にも。

・Cups and Balls/Steel Balls…鉄球を使用したカップ&ボールです。細かい現象は、書くのが大変なので割愛させていただきます。(5/5)一体鉄球を使用して、どうやって行うんだろうと思っていましたが、観て納得です。鉄球だと音がしてしまうのですが、その音を上手いこと利用して錯覚を強めています。これは気に入りました。早速鉄球も購入してきました。

・Reversed Matrix…4枚のコインと4枚のカードを使用したリバースマトリックス現象です。(2/5)どうもリバースマトリックス現象は、マニアックな印象を受けます。戻すなら、移動させる必要も無いとか思ってしまったりするのですが、個人的に観るのは好き。自分じゃやらない。

・Blackjack Surprise…ブラックジャックのゲームの説明をしながら、カードを配っていきます。カードを見せて、数字を足していきますが、4枚配った時点で22となり、バーストしてしまいます。しかしその4枚を捲ると、全てAになっています。(2/5)何とも説明しづらい現象です。しかも現象の割には、結構難しいことを行っています。

・Snap/Bounce Assembly…4枚のコインと2枚のカードを使用したコインアセンブリ現象とリバース現象です。パチパチとカードで音を立てながら、1枚ずつコインが移動して、1箇所に集まります。その後で、コインを1枚ずつ、元の場所に戻していきます。(4/5)観ていてなかなか気持ちの良い感じのコインアセンブリです。パチパチという音が気持ちいいのでしょう。これは少しやってみたいかもしれません。

・Spellbound Roll/Reverse…指先に銀貨を持っていますが、軽くなでると、銅貨に変わってしまいます。銅貨をまたなでると、銀貨に変わってしまいます。(3/5)ちょっと観た瞬間に、おっと思ってしまいました。思っている方法とは若干違う方法を使用していました。単品でやるよりも、手順の中に組み込んだ方が良いかもしれません。

・Card in the Candy Box…キャンディの箱を出して、テーブルに置いておきます。観客にカードを見てもらいながら1枚を選んでもらい、サインをしてもらいます。この後アンビシャスカードのルーティンを行います。テーブルに観客のカードを置きます。その後テーブルの上のカードを確認すると、観客のカードではありません。キャンディの箱を開けると折り畳まれたカードが入っています。広げると、確かに観客のサインが書かれたカードです。(2/5)アンビシャスカードのクライマックスとして、このマジックが行われています。最後の現象だけを行うとしたら、間に何かを挟まないと弱いのでしょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.05.16

STEEL AND SILVER Vol.1

Rot02060Paul Gertner師のDVD「STEEL AND SILVER Vol.1」です。何だか気になっていたDVDです。しかしながら、レビューされているサイトもなかなか少ないようで、謎に包まれているようで、それともみんな秘密にしたいのかどうかはさっぱり判りませんが、書くのがめんどくさいのでしょう。結構現象がこみ入っていて書くのがちょっと大変だったりするかもしれません。とりあえず観て楽しむDVDと言うわけでもないので、そこそこ実用的だと思います。もちろん観る楽しみは充分にあります。ただ、解説が結構あっさりしているので、アレ?と思っている間に次に行っていたりする箇所があったりします。

・Triple Die-lemma…大きめの帽子と、サイコロ3個、ウォンドを使用します。サイコロを握り、ウォンドでおまじないをかけると、消えてしまいます。消えたサイコロは、帽子の下から出てきます。これを後2回繰り返します。その後、手に2個握り、1個をポケットに入れますが、手の中には、3個のサイコロがあります。もう一度同じ事を行うと、今度は3個とも消えてしまいます。帽子の下を見ると、大きなサイコロが出てきます。そしてさらに帽子の下を見てみると…。(5/5)久しぶりにこれは練習したいと思える手順に出会いました。ただネックとなるのが、この道具一式をどうやって揃えるかということでしたので、どうやって探そうかと思案していたところ、師のサイトに一式が売っているので、即注文してもらいました。届くのが楽しみです。しかしながら、なかなか披露する場所を探すのがちょっと大変かもしれません。

・A Familiar Ring…コインズアクロス現象です。観客から指輪を借り、観客の手の上に指輪を置いておきます。4枚のコインを左手に握り、観客の手の上に右手をかざします。おまじないをかけると1枚コインが指輪の上にチャリーンと落ちます。次々とコインを指輪の上に落としていきます。後1枚になったところで、観客の手の上の指輪を取り上げ、ポケットに入れてしまいます。今度はコインを観客に握ってもらいます。マジシャンは最後のコインを左手に握り、おまじないをかけてから開くと、左手の中には指輪があります。観客に手を開いてもらうと、観客の手の中から4枚のコインが出てきます。(3/5)ちょっと微妙かなぁ。指輪の上に落ちていく音はなかなか良いと思いましたが、2枚目以降は意味がないような気もします。また、指輪を使用することによって、最後の最後が若干判りにくくなっているような気がしました。

・The Vanishing Card Stab…マジシャンは紙ナプキンとデックを取り出します。デックから観客にカードを1枚選んでもらいます。カードをデックに戻してもらい、デックを紙ナプキンで包みます。思い出した様にポケットナイフを取り出し、観客にカードの名前を聞きます。そのカードをナイフで突き刺しますが、観客のカードしかありません。(2/5)やはりナイフを取り出してくるのは、違和感があります。まぁこの現象ならナイフを使わなくても大丈夫そうです。

・Bill in the Cigarette…観客から紙幣を借り、一部を破り取って、観客に持っていてもらいます。残った紙幣は、マジシャンが消してしまいます。その後、観客から1本のタバコを借ります。そのタバコを観客に千切ってもらいますが、固くて千切れません。よく見ると、タバコの中に先ほど消えた紙幣が入っています。観客に持っていてもらった破片ともピッタリと一致します。(2/5)現象自体はかなりのインパクトがありますが、紙幣を千切ったりするのは、やりたくありません。また工作の仕方のレクチャーもありますが、ちょっと適当に流している感じなので、自分で頑張れってことなのでしょう。

・Photo Copy…マジシャンは見えないパームの方法を説明します。その後、マジシャンは財布を取り出し、中の折り畳まれた紙を見せます。手のコピーが印刷されています。手を閉じる動作と紙を折る動作を関連づけて、紙を財布にしまいます。観客にカードを1枚選んでもらいます。財布を再度開き、別の観客に財布を指で押さえてもらいます。選んでもらったカードを見えないパームで消してしまいます。デックの中を探しても、観客のカードはありません。押さえてもらった財布の中の折り畳まれた紙を開くと、観客のカードが現れます。さらに…。(2/5)デモンストレーション気味に技法を解説していますが、どうにもこのスタイルは好きにはなれません。その場は良いのかもしれませんが、その後のことを考えると、なかなか出来ません。

・Salt Shaker Surprise…テーブルにコインを置きます。その上に塩瓶を置きます。それを更に紙ナプキンで隠してしまいます。おまじないをかけ、消そうとしますが、何も消えません。もう一度行うと言って、同じ事をします。観客の手を借りて、上から塩瓶を叩いてもらいますが、塩瓶が消えてしまいます。(4/5)かなり良く知られているマジックだと思いますが、あらためて見ると良いかもと思えます。実はこのマジックは知っているけど、やったことないので、いつかどこかでやってみようかなぁという気になっています。

・Ring Thing…左手の親指が取れて、切れたように見せます。観客が疑っているので、今度は親指に指輪を引っかけて、親指を切り取ってしまいます。(2/5)こういったマジックを真面目に行っているのも、面白いなと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)