2007.01.28

Al Schneider Technique Vol.1

Al Schneider師のDVDのVol.1です。この巻にはマジック以上に、マジックのセオリーだとか心構えだとか見せ方などを実に深く語っています。おそらく喋っている方が多いのではなかろうかというくらいに、様々なことを教えてくれます。どれもこれも役に立つことばかり…だと思います。当然ながら、英語で喋っているので、本当に理解しているかどうか怪しいものです。何年もこういったDVDを観続けているので、以前よりは大分聞こえるようになったのですが、やっぱりテクニカルタームが入っていない部分は聞き取れないことの方が多いかも。この巻自体は何回も観直しています。一気に理解出来ないだけという話もありますが…。マジックについて、師の考え方が断片的に判る程度なのが口惜しいくらいです。段階を追って語ってくれているので、私も徐々に理解出来たら良いか。

といった内容なので、レビューのしづらさといったらないです。普通にマジックを演じているだけなら、面白いかそうでないといったことを、個人的に書いていけばいいのですが、これは本当に難しい。この巻自体が面白いかどうかと問われると、もちろん面白いのです。しかしながら、マジックを単純に覚えたいという人には、不向きです。これよりもVol.2以降をお奨めします。おそらくかなりの集中力を持って、前向きに観る姿勢が無いと眠くなるかもしれません。

マジックについては、色々と収録されているのですが、収録されているマジックは、単純だけどしっかりと演じることが出来るように、かなり詳細に解説しています。コインバニッシュ一つとっても、相当詳しく解説しています。師の説得力のあるコインバニッシュは必見です。コインだけではなく、その他の素材についても同様に懇切丁寧。また美しく沈んでいくポップアップムーブの解説も見逃せません。自分で何度やってもあの様に出来るようにはなりません。何かが違うというのは判るのですが、その違いがまだまだ判りません。

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2007.01.09

Al Schneider Technique Vol.4

Al Schneider師のDVDのVol.4です。この巻は「stund-up magic」と銘打たれています。全ての演技を立って行っています。しかしながら、テーブルがなくなっただけで、観客との距離はかなり近いので、本当はもう少し離れて行うのかなぁと思いながら、観ていました。全部を一気に観たので、とても楽しめたのですが、もうちょっとじっくりと観れば良かったかなぁと思いました。結構やってみたいマジックがあったので、しばらくこれで遊べそうです。

・LINKING RINGS…クロースアップなのですが、大き目の5本のリングを使用しての演技です。(4/5)師の素敵な間の取り方が良いです。怖い顔してとぼけた演技が素敵です。

・ROPE…ロープを取り出し、片手でロープを振って結び目を作ります。さらに両手で結び目を作りますが、3つの結び目が出来てしまいます。結び目を全て解いてしまいますが、1個だけ結び目が残ってしまいます。残った結び目は手でずらすことが出来、それをポケットにしまいます。今度はもっと複雑な結び目を作って、ロープを引っ張ると、結び目がロープから外れて飛び出します。(4/5)この手順もかなり良い感じです。思い通りにならない感じが面白いです。

・GOLF BALLS…ハンカチを取り出し、ハンカチを振っているとゴルフボールが現れます。さらにゴルフボールが現れて、最終的には4個まで増えてしまいます。今度は1個ずつ減っていってしまいます。最後の1個をポケットにしまいますが、また現れてしまいます。最後には大きなボールが現れます。(3/5)4つ玉の演技ですが、かなり観客と近いので、若干やりにくそうな感じがしました。

・COIN TRAY ROUTINE…たくさんのコインをトレイに乗せた状態で取り出します。観客に手伝ってもらい、コインが何枚あるか数えてもらいます。ここでは10枚あります。このコインを両手で持ってもらいます。ハンカチを取り出し、コインを消してしまいます。3枚を完全に消してから、観客にもう一度数えてもらいますが、コインはなぜか…。(4/5)これにはびっくりです。オチも好きな感じなので、かなりやってみたい気持ちです。若干の問題があるので、やってみたい度-1です。

・FUSION…紙袋から短めのロープを4本取り出します。おまじないをかけると一瞬で1本の長いロープになってしまいます。(3/5)ちょっと予想が出来てしまう感じなのが、残念です。がしかしながら、その解決方法には唸ってしまいました。

・ZOMBIE…ゾンビボールの演技です。(4/5)こういったマジックも師がやると面白くなります。いずれそのうちやってみたいかも。

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2007.01.08

Al Schneider Technique Vol.3

Al Schneider師のDVDのVol.3です。この巻には「more close-up; quick tricks」と書かれている通り、現象があっと言う間に起きるものが多数収録されています。非常にあっさりとした印象のマジックが多いのですが、裏側で師の考えている部分が物凄く濃いので、学ぶこと多々。やり方が簡単なマジックも色々と考えることが多く、本当に簡単なマジックなんて無いことを実感出来ます。ま、色々と考える部分が非常に楽しいのです。

・SOURCE…2枚のトランプの間から、コインがどんどん出てきます。(3/5)プロダクションに使えそうですが、微妙に使えないかもしれません。あっさりとして良い感じですが。

・COIN THRU RING…ハンカチとコインと指輪を使用します。コインにハンカチを被せ、観客にハンカチの上からコインを持ってもらいます。別の観客に、ハンカチに指輪を通してもらいます。コインの方が大きいので指輪は抜けません。マジシャンがハンカチの下に手を入れ、指輪にコインを通してしまいます。(2/5)現象はかなり面白いと思うのですが、コインの用意ができないかなぁ。ハンカチの下で全て終了するので、演者は心理的に楽だと思います。

・COIN THRU HANK…左手の上にハンカチを乗せ、その状態でコインを握りますが、左手を開くとコインがありません。コインはハンカチの下の左手の上に現れます。もう一度行いますが、今度はコインが完全に消えてしまいます。(4/5)これは即興的に出来るので良いです。それほど難しくもないし覚えてみたいです。

・RING AND PENCIL…鉛筆と指輪を使用します。鉛筆に指輪を通して、マジシャンが上から指輪ごと鉛筆を握ります。観客に鉛筆の両端を握ってもらいます。3つ数えると鉛筆から指輪が消えて…。(5/5)この手順は良いなぁ。あっさりしているし、オチも好み。ただ指輪の形を少し選ばないと難しいかも。

・SPLIT SILVER…ワンダラーを取り出し、ワンダラーを軽く撫でるとハーフダラー2枚になってしまいます。このハーフダラーを右手に取って、左手に2枚のハーフダラーを渡すとまたワンダラーになってしまいます。(3/5)これだけを行うにはなかなか難しいかもしれません。ここで使用している技法が面白いと思いました。

・CONE AND COIN…三角錐(コーン)とワンダラーとチャイニーズコインを使用します。ワンダラーにコーンを被せ、チャイニーズコインを撫でるとワンダラーに変化してしまいます。コーンの下を見ると、チャイニーズコインが現れます。(3/5)観た時は、かなりの衝撃を受けました。コーンを作成することが出来ればやってみたいかもしれません。作成はそんなに難しくもないのですが。

・CUPS AND BALLS…カップ&ボールの手順です。(4/5)これはちょっと練習してみたくなりました。非常に理論的に今までのムーブの問題点を解消している点も見逃せません。これだけ解説が長めで丁寧過ぎるほどで役に立ちます。

・FACE TO FACE ACES…マジシャンはデックを半分裏返して、表裏ごちゃごちゃに混ぜてしまいます。さらにもう一度ごちゃごちゃに混ぜてしまいます。おまじないをかけて、テーブルに表向きにスプレッドすると、全てのカードが表返って…いません。裏返っているカードは4枚のエースです。(3/5)非常に簡単に出来るので良い感じですが、予測されやすいですね。

・SERPENT STRING…マジシャンは封筒を取り出します。その中には一本の紐が入っています。緩く紐を結びます。しばらくすると紐が動き出して、ひとりでに結び目が解けます。(4/5)これは面白いです。ちょっと作りたくなりました。

・PROFESSOR'S NIGHTMARE…3本の長さの違うロープを取り出します。マジシャンがおまじないをかけると、3本のロープの長さが同じになってしまいます。もう一度おまじないをかけると、3本は違う長さになってしまいます。(3/5)お馴染みの現象です。かなり近い距離で、座ったまま短めのロープで行っています。

・TWO CARD TRANSPOSITION…マジシャンは1枚のカードを取り出し、テーブルに置いて、その上から観客に押さえてもらいます。もう1枚のカードを示し、軽く撫でると、観客の押さえていたカードに変化します。もう1枚のカードは観客の手の下から出てきます。(2/5)非常に判りやすい現象ですが、個人的にはやらないマジックです。

・MARKED DECK…マジシャンは横に何かが書かれたデックを取り出します。観客に1枚カードを選んでもらいます。マジシャンが軽くカットを行うと、デックの横に観客のカードの名前が現れます。(2/5)かなり一発ネタっぽい印象。

・CARD TO ENVELOPE…封筒とデックを使用します。観客にカードを1枚選んでもらい、サインをしてもらった後にデックに返してもらい、シャッフルします。封筒を開けると、その中に小さい封筒が入っています。その小さい封筒の中に観客のサインしたカードが入っています。(2/5)こういった現象は個人的にはあんまり好きではないかなぁ。

・VANISHING DIME…ダイムとペンを使用します。ダイムを左手に握り、ペンで左手を軽く叩くと、ダイムは完全に消えてしまいます。(3/5)最後の消えた後に若干の不自然さを感じてしまいました。師らしくないような感じでした。

・RING GAG…指輪のみを使用します。記憶力のテストと言って、観客に3秒間で指輪の詳細部分まで覚えてもらいます。指輪を左手に渡し、指輪を握ります。握った後に、観客にどんな指輪かを聞きますが、意外なところから指輪が出てきます。左手の中には指輪はありません。(4/5)マジックと言うよりも、ジョークみたいな感じです。簡単なので、すぐにできると思います。

・UNIVERSAL CARD…マジシャンはデックを弾いていき、観客にストップと言ってもらい、そこから3枚のカードを取り出します。赤いデックの中に1枚の青い「ユニバーサルカード」があると説明します。青いカードをデックの中からみつけ、そのカードを見てみると、先ほど選んだカードと同じです。さらにもう1枚のカードで青いカードを叩くと、そのカードになってしまいます。3枚目も同様です。(3/5)準備は必要ですが、かなり楽な感じで行えるユニバーサルカードです。

・COPPER/SILVER TRANSPOSITION…銀貨とチャイニーズコインとハンカチを使用します。チャイニーズコインにハンカチを被せ、そのコインを観客に摘んでもらいます。マジシャンが銀貨を撫でると、チャイニーズコインに変化します。ハンカチの中を確認すると、銀貨になっています。(4/5)これは結構好きかも。こういった変化現象も面白い。

・CARD PALM TRANSPO…マジシャンはデックを取り出し、トップの2枚のカードをテーブルに裏向きに置いておきます。シャッフルして、トップのカードを示しますが、軽く撫でるとそのカードはデックの上から消えてしまいます。消えたカードは先ほどテーブルに置いた2枚の間から現れます。(2/5)かなりインパクトがあるとは思うのですが、出来ません…。

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2007.01.07

Al Schneider Technique Vol.2

Al Schneider師のDVDの4巻セットのVol.2です。なぜVol.1からレビューしないのかと言うと、技法の解説、心構え、細かい指導的な内容になっているので、レビューしにくいのです。中で使われているマジックにも良いのがあるのですが、今のところどうやってレビューしようかなと考えているところです。とりあえずどの巻を観ても楽しく、そしてためになる内容なので、買って損はないでしょう。強烈にプッシュしたいDVDですね。

・AMBITIOUS CARD & CARD TO CARD CASE…アンビシャスカードの手順です。最後には観客のサインしたカードがカードケースから現れます(3/5)アンビシャスカードもなんだか独特の技法を使用しています。最後のは個人的には出来ない技法を使用しているので、やることはないでしょう。

・DYNAMIC COIN…ワンコインルーティンです。(3/5)タイトルだけ聞くと、テンヨーのアレかと思いましたが、普通にワンコインでした。

・TRI VANISH…3枚の銀貨を1枚ずつ消してしまい、最後には一気に3枚の銀貨を取り出します。(4/5)1枚ずつ消えていくのが非常に綺麗に見えます。取り出し方はちょっと雑かなぁ。

・COINS ACROSS…3枚の銀貨と1枚のチャイニーズコインを使用します。左手の中に1枚ずつ銀貨を入れていきます。右手にチャイニーズコインを握ります。おまじないをかけると1枚ずつ銀貨が右手に移っていきます。(4/5)物凄く綺麗に見えるポップアップムーブが印象的です。演技の手順だけではなく、他にも様々な方法を解説しています。

・OFF…ロープと指輪を使用します。指輪をロープの真ん中に通し、上から手で握ります。ロープを軽く動かすと、手の中から指輪がロープを抜けて落ちてきます。これを3回繰り返します。(4/5)現象的には3回ともほとんど同じなのですが、全部違う技法で行っています。結構マニアックな感じも。

・CROSSED CARDS…3枚のコインとカードを2枚使用します。テーブルにカードを十字になるように重ねます。コインを左手に握るとコインが消えて、十字のカードの下から現れます。これを全てのコインで行います。(3/5)至って普通のバニッシュなんですが、こういった感じで行われると新鮮に見えるかも。

・SLY NAPKINS…2つの紙玉の手順です。(3/5)お馴染みの紙玉です。非常にあっさりとしている手順で、これくらいが良いのかなぁと思いました。

・HIMBER WALLET ROUTINE…財布と20ドル札と何も書かれていない紙幣大の紙を使用します。財布に20ドル札と紙を入れて、おまじないをかけると、紙が20ドル札になります。これをもう一度繰り返します。さらに最後は紙を全て入れておまじないをかけると、紙が全て20ドル札になります。(3/5)この道具にこのような使用方法があったのかと感嘆しました。但し、日本円で行うとなると、大量の紙幣が必要になるので、なかなかやるにも大変です。

・ONE HALF GONE…4枚の銅貨と1枚の銀貨とコインボックスを使用します。コインボックスにトランプでゆっくりとすくいながら、コインを入れていきます。2枚の銅貨、銀貨、2枚の銅貨の順番に入れておまじないをかけます。ゆっくりとコインボックスをひっくり返すと、銀貨だけがありません。銀貨はトランプの下から出てきます。(5/5)これには非常に驚きました。とある道具が必要なので、持っているならば今すぐにでも出来るので、早速やってみたいと思っています。

・HUGS AND KISSES…O字にくり抜かれた銀貨と、X字にくり抜かれた銅貨を3枚ずつ取り出します。さらにOと書かれた銀の紙の下に銀貨を、Xと書かれた紙の下に銅貨を置きますが、おまじないをかけると、紙の下でくり抜かれた穴が入れ替わってしまいます。(2/5)非常に面白いマジックなのですが、これを演じるにはかなりハードルがたくさんあります。替わりになるようなものもみつからないし、実演不可能かもしれません。

・MATRIX…コイン4枚とトランプ4枚を使う、本家本元のマトリックスです。コインが一箇所に集まります。(3/5)さすがに本家がやると面白いですね。自然な動きで行われているので、ここまで出来るようになれば、やってみたいと思いました。また、他のアイデアの紹介も収録されていて、師の拘りが感じられます。

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